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札幌中央卸売市場、仲買、
木内商店のカズです。

本日もまたまた
セリ場

セリ場からお送りします。

先週、
大根のセリ値が高騰
しましたがさすがに週末は
落ち着きをみせていました。

しかし!

セリ場には平穏は続きません、

週明けの本日、
月曜日の大根の上場量
(セリにかけられる品)が、
先週末の3倍!!

理由は...
鹿児島県産 大根

九州は鹿児島から札幌にようこそ!
大勢でみえられました。

以前もお話ししたとおり、

需要を供給が上回れば

ひゅー~~~ん

相場の下落です。

ですが、

札幌の市場では九州産の品は
入荷があるか
どうかは全く判らないので、
スーパー(マーケット)等には、
価格を提示していないことが
多いのです。

そう言う訳で
(他にもこまごまと理由はあります)

大量入荷も価格下落は
限定的なモノになります。

しかし、

限定的ながらも
安い品物が出回り、
相場の足を引っ張ること
になるのです。

私は
贔屓にしていただいている
お客さんに、
安い品物を提供し
喜んでもらう考えから、

買わなきゃ損ソンと
多めに品物を買い、

実際に電話などで
お客さんに
声掛けをして、

安い品物を買ってもらい、
喜んでもらうことで、

信頼を
積み重ねることになります。

とってもいいことです。

そんなわけで、
私ことカズは、

お客さんに喜んでもらって
よかった、よかった

おわり

ってそんな良い事
ばかりじゃない
に決まってるだろ!!

そうです。

毒もあります。

安い品物が出回り、
レギュラーできている
品物の相場を押し下げる。

後日、気候の変動などで
作物の収穫が不足した際には、
価格の安い市場には
品物が入荷しないとなります。
(真っ先に切られます)


相場の高騰

また品物を
呼び寄せるために
相場以上の価格で
買う

お客様にとっての
良くない状況となります。

私たちは、
そういったしっぺ返しが
きたとしても、
それを和らげ、
お客様に安心いただく
技術が試されることに
なります。

品物と、ときに安心を売る、

それが仲買の仕事で、
流通に携わるものとして
重要なことと
なります。

長文、スミマセン、
カズでした。