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いつもお世話になっています。
札幌中央卸売市場、
青果仲買、
木内商店のカズです。

中央卸売市場では
毎日のように野菜の
値段が変わります。
本日は大根の 値段
があがりました。
大根 1箱(10本入り)が
前日 1000円

本日 1300円、
3割 の 値上げです。

三浦大根 正品

な、なんで!そんなに値上げ?!
広く 一般の 感覚とは
大きく違いますね。
でも、これは相場です。
じつは、
市場では
よく起こる出来事です、
理由としては、
本日の注文の品物が
確保出来ていない、
先行き を考えたら
品物 の量が足りない、
他の 地域の市場が
値上げ をしたから
こちらの市場に
品物が来なくなる
(相場の高い市場
に品物は流れます)

様子を
見ながら高く買う
逆に 値下げ は
“お店で品物が売れない”

仲買人は
高く(妥当な価格)では
買えない

相場の急落
または、
天候状況が
とてもいい

売れる以上に
(消費される以上に)
畑に 品物が
沢山あるのが
判り切っている。

受給バランスが
崩れる
(慌てて買うとソン
をする)

見越して 高くは買えない

相場の急落
事情は色々あります。
そして、
仲買人は考えます。
特に値上げの際、
できるだけ
お客さんに負担を
かけないように…
相場の先読みを
しながら
買うわけですが、
ここが重大です
極めて稀に とんでもない
値段 が付きます。
仲買会社同士 で
注文が被ったり、
いきなり品物の入荷
が薄い場合です、
1000円が⇒2000円や
3000円になるわけです。
それは多くの場合は
仲買の買人に
問題があるわけです。
高く買っておいて
お客さんに言います
『今日は高いから
○○○円です』
『注文分揃えるのに
苦労しました』
お客さんからしたら
(゚д゚)何言ってんの?
ですね。
普段のお客さんが
普段通りの数量の
注文を
しているのに、
セリ値が相場を大きく
飛び越えて急騰したの
にも拘らず
在庫の品や予約など、
他の方法で
対応できないほうが
悪いのです。
突き放した言い方で
はそうなるのです。
(勿論、例外はありますが
例外の話をしてもしょうが
ないのでしません)
仲買人は
相場感 を磨きながら、
お客様の期待に
添えるように日夜、
頑張るしかないのです。
ご期待いただきたい
カズ の長文でした、
失礼しました。