またまた、札幌中央卸売市場、
木内商店のカズです。
今回は、
しばらく前の話をすることにします。
中央卸売市場では毎日、
セリが行われます。
函館、亀田の雪の下だいこん
のセリで、
私ことカズはいつもの数倍の
品物を相場より少しだけ高く
買いました。
そこで、他の仲買さんやセリを
見ていたお客さんに笑われます
1度目です。
(あいつ、何やってんだ)
高く仕入れたカズは、
あまり売れずに
売れ残りをだします。
(あいつ、大丈夫か?)
そして、
次の日事件は起きます。
雪の下だいこん
の入荷が激減
注文を抱えた仲買業者は慌てます。
実際にセリでは、前日相場より、
200円~500円の値上げです。
カズは手持ちの安い品物を
贔屓にしていただいている
お客さんに笑われ(喜ばれ)て
売ります。
これで2度目の笑いです。
(この人、随分安いの持ってるゾ)
次に品物が無くて困っている、
他の仲買さんに売ります。
やはり安くて笑われ
(喜ばれ)ます。
3度目ですね。
「いいから」と少し高く
買ってもくれます。
(セリ場で買うことを考えれば
安いし、究極、欲しくても買う
品物も無い)
笑われる意味合いが
最初と大違いで
セリをやっていると、
こういった痛快な面白みも
あります。
皆に満足してもらえて
最後に笑ったのは
カズでした。
そして、思います、
ずっとこうならいいのに・・・
↑
いくら、相場を勉強しても
続くわけないだろ!!
そうだとしても、
また、喜んでもらう
(会社 & 私利私欲)ために
野望に燃えるカズでした。